私の中の私と私。

 どうも自分のなかに、2人いるみたいだ。

 AB型は二重人格とか、AB型だから、「二重人格なの?」って、昔からたまに言われてたけど、去年、あるとき、はっきり気づいた。

 「2人いるなー」と。

 

 一人は、仏道修行を頑張りたい人なんだ。

 この人がなかなか手強い。

 だいたい二十歳くらいに目覚めて、現在に至る。

 

 もう一人は、ジャン・リュック=ゴダールとかが好きな人で、映画とか撮りたいと思っている。

 この人というか、今、ブログを書いている自分だが、これも二十歳くらいに目覚めて、現在に至る。

 

 で、仏道修行したいほうの自分の力が強すぎて、もう一人の成長を阻害していた面があるのだな。

 

 仏道修行は煩悩をなくす方、世の中の執着を離れる方と、映画とか芸術というのは、世の中を楽しむほうで、ベクトルがまったく逆だから。

 

 芸術家の自分の成長が阻害されて、全然、成長できてなくて、これはいかんなと思っている。

 

 でも、結局、あれなんだよ。

 結局、仏道修行するにも、結局、世俗のなかでの基盤がないと修行できない。

 肉体がないと坐禅もできないから、肉体を維持しなきゃダメなんだよね。

 だから、世俗的に成功して、お金があるほうが、結局、仏道修行にも有利だ。

 

 だから、仏道修行したいほうの自分にお願いしてる。

 芸術家の自分が育っても、それ、あなたの助けになるからって。

 

 何よりも、自分が自分の思うとおりにできないって、すごい苦しみじゃないですか。

 だから、好きなことやらせてくれと。

 

 なんで、最近、このブログをつけるようになったのかって、仏道修行したい自分に対抗する意味がある。

 

 この文章を書いているのは、「私」じゃなくて、「私」です。